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2013.01.14 Monday * | - | - | -
* 名古屋から 国際社会科学評議会の国際会議
国際社会科学評議会の国際会議
 
国際社会科学評議会の国際会議「変化する自然環境―変化する科学:社会科学・人文科学への地球的環境変化という課題」に参加するため名古屋に来ました。

私個人の研究関心からすれば、門外漢としてこの会議に出席していることになりますが、旧知の三重大学の児玉先生が「日本の社会科学・人文科学研究者はもっと積極的に国際コミュニティに出るべきだ!」と大変な苦心をされてこの会議を招致、組織されていることを知り、義によって駆けつけた、というところです。

生物多様性会議を開催した名古屋は今回の会議テーマにマッチしたロケーションであると思います。(愛知県副知事も歓迎挨拶に来られていました)

環境の問題は今日の平和学にとっても重要な課題であることは言うまでもありません。今会議では、自然科学、社会・人文科学、いずれの立場からも、持続可能性確保のための対策実行の逼迫性が指摘されていました。そして、私は、対策のプランはすでに提示されているが、これを実践するグローバルな意思の一致を欠いているということが今日的課題なのである、と理解しました。核廃絶プロセスがなかなか進まない事情が想起されます。

かつて、新・冷戦と言われる状況下でガルトゥングをはじめヨーロッパの平和研究者は「解決策はある!」(“There are alternatives!”)と平和政策と核戦争回避への希望を提示し、冷戦終結の先駆けとなったように、問題解決への希望を創造する平和学の学徒たらんとの思いを新たにしました。
 
 
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2010.12.13 Monday * 14:03 | トピックス | comments(2) | trackbacks(0)
* 第52回 平和講座を開催
第52回平和講座を開催(2010年12月3日)
 
韓国・済州大学法政学部の康根亨教授をお招きして、「李明博政権の北朝鮮政策と韓半島の
 
平和」とのテーマで、第52回平和講座を開催しました。
 
第52回平和講座を開催(2010年12月3日)
   
康教授は、李政権の対北政策が形成される過程について、朝鮮戦争以降の韓国の発展と国際
 
社会における地位の向上という背景を詳説しながら解説され、盧泰愚政権、金大中政権時代の
 
対北政策の特徴と評価を述べられました。
 
李政権の打ち出した「非核・開放・3000」構想(北朝鮮が核を完全に廃棄して開放すれば、
 
10年以内に国民所得3000ドルを達成できるよう支援するという構想)は、北朝鮮からは
 
「反統一・対決政策」として反発を受けており、さらに対北朝鮮で韓米関係が深まるなど、
 
北朝鮮はこれを脅威が高まっていると認識し、より態度を硬化させているのが現況であると
 
指摘。
 
延坪島への砲撃など北朝鮮の一連の行動の背景にはこうした北朝鮮の情勢認識と体制変化

(政権の後継)という事情があることを説明されました。
 
  
 康教授は、韓半島の平和にとって厳しい状況もあるものの、北の変化を誘引するように、
 
韓国のみならず、日本、米国など関係諸国が少しずつ態度変化(進化)をする
 
「共・進化戦略」を提唱。
 
この戦略をすすめるためにも北の挑発的行動の自制が求められると述べられました。
 
 
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2010.12.03 Friday * 13:56 | トピックス | comments(0) | trackbacks(0)

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